映画「Girl/ガール」公式サイト » Cast & Staff

ララ
ビクトール・ポルスター
Lara:Victor Polster

2002年ベルギー・ブリュッセル生まれ。幼少期に演劇クラスに通ったのち、バレエの道に進むことを決意。ベルギーのアントウェルペンにあるロイヤル・バレエ学校に入学。ギリシャのバンド、ベガスのミュージックビデオに出演後、ロイヤル・フランダース・バレエ団と、ディオールからのオファーを受ける。また、数々のダンスコンペティションでも優れた成績を残す。
本作が映画デビューとなる。

マティアス(ララの父)
アリエ・ワルトアルテ
Mathias:Arieh Worthalter

1985年フランス・パリ生まれ。ベルギーの映画学校INSAS(Institut National Supérieur des Arts du Spectacle)を卒業後、舞台俳優として歩み始める。ポール・カミュや、クラウド・シューミッツなどといった監督の作品で複数の役を演じ、舞台俳優として成功を収めたのちに、映画界でのキャリアをスタートする。出演作に『フレンチ・ラン』(2016年ジェームズ・ワトキンス監督)、『Marie Curie(原題)』(2016年マリー・ノエル監督)、『エタニティ 永遠の花たちへ』(2016年トラン・アン・ユン監督)などがある。次回出演作に『DUELLES(原題)』(オリヴィエ・マッセ=ドゥパス監督)、『SYMPATHY FOR THE DEVIL(原題)』(ギヨーム・デ・フォントネ監督)が待機中。

監督・脚本:ルーカス・ドン
Directed by LUKAS DHONT

1991年ベルギー、ヘント生まれ。ヘントにあるKASKスクールオブアーツ卒業。在学中に制作したショートフィルム『CORPSPERDU』(2012年)が数々の賞に輝き、2014年に製作した『L’INFINI』は2015年度のアカデミー賞短編部門・ノミネート選考対象作品となった。
2016年にカンヌ国際映画祭のコンペティション部門の1つである、学生作品を上映する「シネ・フォンダシオン」の「レジダンス」と呼ばれる制度に、『GIRL/ガール』の脚本で参加。この映画は、彼がこれまで探究し続けた「ダンス」、「変身」、「アイデンティティ」といったテーマを見事に融合した作品となっている。

〈監督作品〉
2018年 GIRL/ガール
2014年 L’INFINI (短編)
2012年 CORPS PERDU (短編)
2012年 SKIN OF GLASS (短編)

〈コメント〉
幼少期、父は僕と兄弟をボーイスカウトに入れることを望んでいて、僕たちはボーイスカウトのミーティングに連れていかれ、他の子達と一緒に泥だらけになって遊んだり、キャンプしたりしました。僕はそれが嫌でした。
むしろ僕は、演技をしたり、歌を歌ったり、踊ったりしたかった。そうしているときの方が自分らしいと感じていました。
しかしそれが「女の子っぽいこと」だと思われていると知った時には混乱しました。自分は男の子なのに、どうしてそういうことが好きなんだろう?と。
そうして僕は、「女の子っぽいこと」をやめてしまいました。みんなの笑い者になりたくなかったのです。
それから数年後、僕は映画学校に入学し、一人の女の子についての記事を新聞で読みました。彼女は男の子の体で生まれたけど、自分のことを女の子だと確信していました。たとえ生物学的にはそうと認められていなくても。
一瞬でその子に心を動かされました。体の性別と心の性別が同じだと決めつけている社会に対し、勇敢に挑む若者。僕はそんな彼女のようなキャラクターを、自分の映画で表現したいという情熱でいっぱいになりました。そのようにして、映画『GIRL/ガール』は誕生したのです。性別について、「女性らしさ」や「男性らしさ」について、僕たちの考えを伝えるために。そして何よりも、若きヒロインが自分の望む自分になるために自身の体を危険にさらしていく、内なる苦悩を表現することを重視しました。15歳にして「本当の自分自身でいること」を選び生きていく。そんなヒロインのお話です。